韓非子 / 難三第三十八
然則害與不侵,在自恃而已矣,奚問乎?自恃其不可侵,則強與弱奚其擇焉?失在不自恃,而問其奈何也,其不侵也幸矣。申子曰:「失之數而求之信,則疑矣。」其昭王之謂也。知伯無度,從韓康、魏宣而圖以水灌滅其國,此知伯之所以國亡而身死,頭爲飲柸之故也。今昭王乃問孰與始強,其畏有水人之患乎?雖有左右,非韓、魏之二子也,安有肘足之事?而中期曰「勿易」,此虚言也。且中期之所官,琴瑟也。絃不調,弄不明,中期之任也,此中期所以事昭王者也。中期善承其任,未慊昭王也,而爲所不知,豈不妄哉?左右對之曰「弱於始」與「不及」則可矣,其曰「甚然」則諛也。申子曰:「治不踰官,雖知不言。」今中期不知而尚言之。
新字:然則害与不侵,在自恃而已矣,奚問乎?自恃其不可侵,則強与弱奚其択焉?失在不自恃,而問其奈何也,其不侵也幸矣。申子曰:「失之数而求之信,則疑矣。」其昭王之謂也。知伯無度,従韓康、魏宣而図以水灌滅其国,此知伯之所以国亡而身死,頭為飲柸之故也。今昭王乃問孰与始強,其畏有水人之患乎?雖有左右,非韓、魏之二子也,安有肘足之事?而中期曰「勿易」,此虚言也。且中期之所官,琴瑟也。絃不調,弄不明,中期之任也,此中期所以事昭王者也。中期善承其任,未慊昭王也,而為所不知,豈不妄哉?左右対之曰「弱於始」与「不及」則可矣,其曰「甚然」則諛也。申子曰:「治不踰官,雖知不言。」今中期不知而尚言之。
書き下し
害せらるると侵されざるとは、自ら恃むに在るのみ。笑ぞ問わんや。... 申子曰く、『治官を踰えず、知ると雖も言わず。』今中期知らずして尚ほ之を言う。
現代語訳
(他国から)害されるか、侵されないかは、自分自身(の強さや体制)を頼みにするかにかかっている。なぜ(敵が強いか弱いかと)質問する必要があるのか。... 申子は言う、「自分の職務(官)の範囲を超えず、たとえ知っていても発言しない」と。今、中期(音楽家)は(政治を)知りもしないのに、なおも発言している。
解説
この章句が説くこと
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『韓非子』用人第二十七明君は事をして相干さざらしむ、故に訟莫し。士をして官を兼ねざらしむ、故に技長ず。
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