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韓非子 / 說林下二十三

惠子曰:「置猿於柙中,則與豚同。」故勢不便,非所以逞能也。

新字:恵子曰:「置猿於柙中,則与豚同。」故勢不便,非所以逞能也。

書き下し

猿も柙中に置けば、則ち豚と同じ。故に勢い便ならざるは、能を逞しくする所以に非ざるなり。

現代語訳

猿も(窮屈な)檻の中に入れてしまえば、豚と(何も)変わらない。つまり、環境(勢い)が不便では、その能力を発揮することはできない。

解説

猿でさえ、狭い檻の中に閉じ込めてしまえば、豚と何も変わらなくなってしまいます。つまり、置かれた場や巡り合わせ(勢い)が窮屈で不自由なら、どれほどの能力があっても発揮しようがない、ということです。細かい決まりや堅苦しいしきたりでがんじがらめにされれば、どんなに優れた人でも力を出せず、平凡な人と変わらなく見えてしまいます。これは職場に限らず、家庭でも子供の習い事でも同じです。子供の自由な発想を細かい決まりで縛りすぎれば、才能の芽は伸びません。人の上に立つ人の本当の役目は、才能そのものを見極めることだけでなく、その人が力を存分に発揮できる、伸び伸びとした場を用意してあげることなのです。

この章句が説くこと

環境が人を創る組織風土官僚主義パフォーマンス制度設計

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