韓非子 / 外儲說左上第三十二
對曰:「吳起吮其父之創而父死,今是子又將死也,今吾是以泣。
新字:対曰:「吳起吮其父之創而父死,今是子又将死也,今吾是以泣。
書き下し
吳起其の父の創を吮いて父死せり。今是の子又た將に死せんとするなり。
現代語訳
(以前)呉起様が(私の)夫の傷口の膿を吸い出してくださり、(感激した)夫は(死に物狂いで戦って)戦死しました。今、この子もまた(同じように)戦死するでしょう。
解説
リーダー(呉起)が部下(傷者)の傷の膿を吸うほどの「過剰な配慮(恩義)」を見せることは、一見すると素晴らしいリーダーシップに見えます。しかし、部下(やその家族)はそれを「命がけで報いなければならない」という強烈な「心理的負債」として受け取ります。これは、部下を「死(過労や無謀な忠誠)」に追いやる危険な「恩着せがましい」マネジメントであるとも言えます。
この章句が説くこと
恩着せがましい心理的負債過剰な配慮リーダーシップの罠パワハラオーバーコミットメント
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