菜根譚 / 後集
淫奔之婦,矯而為尼,熱中之人,激而入道。清淨之門,常為婬邪之渕藪也如此。
新字:淫奔之婦,矯而為尼,熱中之人,激而入道。清浄之門,常為婬邪之渕藪也如此。
書き下し
淫奔の婦、矯めて尼と為り、熱中の人、激して道に入る。清浄の門、常に婬邪の渕藪と為ること此くの如し。
現代語訳
淫らに走った婦人が、矯めて尼となり、熱中していた人が、激して道に入る。清浄の門が、常に淫らで邪なものの淵や藪となるのは、このようである。
解説
極端から極端へ走る。淫奔だった人が尼になり、熱中していた人が突然出家する。反動です。しかし根は変わっていない。「清浄の門が、淫らで邪なものの淵となる」。形を変えただけの、同じ激しさなのです。