菜根譚 / 後集
神酣,布被窩中,得天地沖和之氣。味足,藜羹飯後,識人生澹泊之真。
新字:神酣,布被窩中,得天地沖和之気。味足,藜羹飯後,識人生澹泊之真。
書き下し
神酣(たけなわ)なれば、布被の窩中にも、天地沖和の気を得。味足れば、藜羹飯後にも、人生澹泊の真を識る。
現代語訳
精神が満ちていれば、粗末な布団の中でも、天地の和やかな気を得る。味に満足していれば、粗末な羹の後でも、人生の淡白な真実を知る。
解説
精神が満たされていれば、たとえ質素な布団で寝ていても、天地の穏やかなエネルギーを感じ、心身ともに充実した状態を得られます。また、粗末な食事であっても、その味に心から満足できれば、人生のシンプルな真実や淡々とした豊かさを知ることができるでしょう。幸福や満足感は、外的な条件や物質的な豊かさによって決まるのではなく、自分自身の心の状態によって大きく左右されることを教えてくれます。
この章句が説くこと
神酣布被窩中得天地沖和之気味足藜羹飯後識人生澹泊之真