菜根譚 / 後集
寵辱不驚,閑看庭前花開花落。去留無意,漫隨天外雲卷雲舒。
新字:寵辱不驚,閑看庭前花開花落。去留無意,漫随天外雲巻雲舒。
書き下し
寵辱に驚かず、閑かに庭前の花開き花落つるを看る。去留に意無く、漫(そぞ)ろに天外の雲巻き雲舒(の)ぶるに随う。
現代語訳
寵愛にも屈辱にも驚かず、閑かに庭先の花が咲き花が散るのを看る。去るも留まるも意にとめず、そぞろに天の外の雲が巻き雲が広がるのに従う。
解説
昇進や評価、あるいは失敗や批判といった、日々の出来事に一喜一憂していませんか。この一節は、それらを庭に咲き散る花や空を流れる雲のように、自然な現象として受け止める心のあり方を教えてくれます。執着や抵抗を手放し、ただ静かに眺めることで、心の平穏を保つことができるでしょう。去るものも来るものも、無理に引き止めたり追いかけたりせず、あるがままに任せることで、より穏やかな日々を送れるはずです。
この章句が説くこと
寵辱不驚閑看庭前花開花落去留無意漫随天外雲巻雲舒
関連する章句
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『酔古堂剣掃』集素・寵辱驚かず閒かに庭前の花を看る寵辱驚かず、閒かに庭前の花開き花落つるを看る。 去留意無く、漫に天外の雲卷き雲舒ぶるに隨ふ。 斗室の中萬慮都て捐つ、甚の畫棟雲を飛ばし、珠簾雨を卷くをか說かん。 三杯の後一真自得す、誰か知らん素弦月に橫たはり、短笛風に吟ずるを。
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