菜根譚 / 後集
自老視少,可以消奔馳角逐之心。自瘁視榮,可以絶紛華靡麗之念。
新字:自老視少,可以消奔馳角逐之心。自瘁視栄,可以絶紛華靡麗之念。
書き下し
老より少を視れば、以て奔馳角逐の心を消すべし。瘁(すい)より栄を視れば、以て紛華靡麗の念を絶つべし。
現代語訳
老いた立場から若さを見れば、走り回り競い合う心を消せる。衰えた立場から栄えを見れば、華やかで美しいものへの思いを絶てる。
解説
老いた目で、若さを見る。衰えた目で、栄えを見る。時間軸を先へ進めて、今を眺める。そうすれば、走り回り競い合う心が消える。いずれ終わると分かれば、今の必死さが自ずと緩むのです。視点の移動が、力みを抜きます。