菜根譚 / 後集
讀易曉窗,丹砂研松間之露。譚經午案,寶磬宣竹下之風。
新字:読易暁窗,丹砂研松間之露。譚経午案,宝磬宣竹下之風。
書き下し
『易』を暁窓に読み、丹砂もて松間の露を研(す)る。経を午案に譚じ、宝磬(ほうけい)もて竹下の風を宣ぶ。
現代語訳
『易経』を明け方の窓辺で読み、朱の墨で松の間の露をすりまぜる。経典を昼の机で語り、宝の磬で竹の下の風を響かせる。
解説
早朝に書物を読み、昼には経典を語る。その際、松の露で墨をすり、竹林の風に磬を鳴らす。これは、学問が日常生活から切り離された特別なものではなく、自然と一体となった暮らしそのものが学びの場であることを示しています。書斎に閉じこもるだけでなく、日々の営みの中に学びや気づきを見出すことで、より深く、豊かな知恵を育むことができるでしょう。
この章句が説くこと
読易暁窓丹砂研松間之露譚経午案宝磬宣竹下之風