菜根譚 / 後集
隱逸林中無榮辱,道義路上無炎涼。
新字:隠逸林中無栄辱,道義路上無炎涼。
書き下し
隠逸の林中には栄辱無し。道義の路上には炎涼無し。
現代語訳
隠逸の林の中には、栄誉も屈辱もない。道義の路の上には、手のひら返しもない。
解説
世間の評価や利害関係から距離を置いた生き方には、人から褒められることも貶されることも、また手のひらを返されるような冷たい扱いを受けることもありません。これは、世間の基準に一喜一憂するのではなく、自分自身の内なる価値観や道徳心に基づいて行動する姿勢を示しています。他者の評価に左右されず、自分の信じる道を歩むことで、心の平安と安定した感情を保つことができるでしょう。
この章句が説くこと
隠逸林中無栄辱道義路上無炎涼