菜根譚 / 後集
會得個中趣,五湖之煙月,盡入寸裡。破得眼前機,千古之英雄,盡歸掌握。
新字:会得個中趣,五湖之煙月,尽入寸裡。破得眼前機,千古之英雄,尽歸掌握。
書き下し
個中の趣を会得せば、五湖の煙月も、尽く寸裡に入る。眼前の機を破り得ば、千古の英雄も、尽く掌握に帰す。
現代語訳
この中の趣を会得すれば、五つの湖の霞と月も、ことごとくわずかな胸のうちに入る。目の前の機微を見破れば、千古の英雄も、ことごとく掌中に帰する。
解説
遠くの湖の霞も、胸の内に収まる。千古の英雄も、掌の内に収まる。外へ広げるのではなく、内へ収める。「目の前の機微を見破れば」。今、目の前にあるものを見抜くことが、すべてに通じるのです。