菜根譚 / 後集
釣水逸事也,尚持生殺之柄。奕棋清戲也,且動戰爭之心。
新字:釣水逸事也,尚持生殺之柄。奕棋清戯也,且動戦争之心。
書き下し
水を釣るは逸事なり。尚お生殺の柄を持す。棋を奕(う)つは清戯なり。且つ戦争の心を動かす。
現代語訳
釣りは風雅な事である。それでも生殺の権を握っている。碁を打つのは清らかな遊びである。それでも戦争の心を動かす。
解説
一見、無害で穏やかな趣味や活動の中にも、実は深い意味や影響が潜んでいることがあります。例えば、釣りのように自然と触れ合う行為でも、命の尊厳を考えるきっかけになったり、碁のような知的ゲームでも、勝負への強い執着や闘争心が生まれることがあります。どんなにささやかな行動であっても、その背後にある自分の心や、それがもたらす影響について意識を向けることの大切さを教えてくれます。
この章句が説くこと
釣水逸事也尚持生殺之柄奕棋清戯也且動戦争之心