菜根譚 / 前集
口乃心之門,守口不密,洩盡真機;意乃心之足,防意不嚴,走盡邪蹊。
新字:口乃心之門,守口不密,洩尽真機;意乃心之足,防意不厳,走尽邪蹊。
書き下し
口は乃ち心の門なり。口を守ること密ならずんば、真機を洩らし尽くす。意は乃ち心の足なり。意を防ぐこと厳ならずんば、邪蹊を走り尽くす。
現代語訳
口は心の門である。口を守ることが厳密でなければ、真の機微をすべて漏らしてしまう。意は心の足である。意を防ぐことが厳しくなければ、邪な小道をすべて走ってしまう。
解説
口は門、意は足。門が緩ければ、中身が漏れる。足が緩ければ、勝手に歩き出す。どちらも、放っておくと外へ向かいます。守るとは、閉じることではなく、番をすることなのです。