菜根譚 / 前集
事稍拂逆,便思不如我的人,則尤怨自消;心稍怠荒,便思勝似我的人,則精神自奮。
新字:事稍払逆,便思不如我的人,則尤怨自消;心稍怠荒,便思勝似我的人,則精神自奮。
書き下し
事、稍(やや)拂逆せば、便ち我に如かざる的人を思わば、則ち尤怨自ら消ゆ。心、稍怠荒せば、便ち我に勝ること似たる的人を思わば、則ち精神自ら奮う。
現代語訳
事がやや思い通りにならなければ、自分より恵まれない人を思えば、咎めや怨みは自ずと消える。心がやや怠り荒れれば、自分より優れた人を思えば、精神は自ずと奮い立つ。
解説
不満な時は、下を見る。怠けている時は、上を見る。比較の相手を、状況によって使い分けます。常に上を見れば苦しくなり、常に下を見れば緩む。目的に応じて、視線を変えるのです。