菜根譚 / 前集
大人不可不畏,畏大人則無放逸之心;小民亦不可不畏,畏小民則無豪橫之習。
新字:大人不可不畏,畏大人則無放逸之心;小民亦不可不畏,畏小民則無豪横之習。
書き下し
大人は畏れざるべからず。大人を畏るれば則ち放逸の心無し。小民も亦た畏れざるべからず。小民を畏るれば則ち豪横の習い無し。
現代語訳
偉大な人を畏れなければならない。偉大な人を畏れれば、放縦な心がない。小さな民もまた畏れなければならない。小さな民を畏れれば、横暴な習いがない。
解説
上を畏れれば、放縦にならない。下を畏れれば、横暴にならない。両方が要ります。上だけ畏れる人は、下に威張る。下だけ畏れる人は、上に迎合する。両側からの畏れが、真ん中に留めるのです。