菜根譚 / 前集
士大夫居官,不可竿牘無節,要使人難見,以杜倖端;居鄉不可崖岸太高,要使人易見,以敦舊好。
新字:士大夫居官,不可竿牘無節,要使人難見,以杜倖端;居郷不可崖岸太高,要使人易見,以敦旧好。
書き下し
士大夫、官に居らば、竿牘(かんどく)節無かるべからず。人をして見え難からしめ、以て倖端を杜(ふさ)ぐを要す。郷に居らば崖岸太だ高かるべからず。人をして見え易からしめ、以て旧好を敦くするを要す。
現代語訳
士大夫が官にあれば、手紙のやりとりに節度がなければならない。人に会いにくくさせて、幸運を狙う端緒を塞ぐべきだ。郷里にあれば、崖のように高く構えてはならない。人に会いやすくさせて、古い交わりを篤くすべきだ。
解説
公的な立場にある時は、安易に人に近づかせず、適度な距離を保つことが大切です。そうすることで、私利私欲で近づく人との接点を減らし、公正さを保てるでしょう。一方で、個人的な生活や地域社会では、誰にでも気軽に接し、親しみやすい態度でいるべきです。状況によって自分の「開け方」を変えることで、不純な動機から身を守り、同時に純粋な人間関係を育むことができるのです。
この章句が説くこと
居官不可竿牘無節要使人難見以杜倖端居郷不可崖岸太高
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