菜根譚 / 前集
節義之人濟以和衷,纔不啟忿爭之路;功名之士承以謙德,方不開嫉妒之門。
新字:節義之人済以和衷,纔不啟忿争之路;功名之士承以謙徳,方不開嫉妒之門。
書き下し
節義の人は和衷を以て済(たす)く。纔めて忿争の路を啓かず。功名の士は謙徳を以て承く。方に嫉妒の門を開かず。
現代語訳
節義ある人は、和やかな心をもって補う。そうしてこそ、怒り争う路を開かない。功名ある士は、謙る徳をもって受ける。そうしてこそ、嫉妬の門を開かない。
解説
節義は、そのままでは争いを生む。和やかさで補う。功名は、そのままでは嫉妬を生む。謙りで受ける。良い性質には、必ず副作用がある。それを打ち消すものを、セットで持つのです。