菜根譚 / 前集
風斜雨急處,要立得腳定;花濃柳豔處,要著得眼高;路危徑險處,要回得頭早。
新字:風斜雨急処,要立得脚定;花濃柳艶処,要著得眼高;路危径険処,要回得頭早。
書き下し
風斜め雨急なる処には、脚を立て得て定まらんことを要す。花濃く柳艶なる処には、眼を著け得て高からんことを要す。路危く径険しき処には、頭を回し得て早からんことを要す。
現代語訳
風が斜めに吹き雨が急な所では、足をしっかり立てるべきだ。花が濃く柳が艶やかな所では、目を高く着けるべきだ。道が危うく径が険しい所では、早く頭を巡らせるべきだ。
解説
困難な状況に直面した時は、しっかりと足元を固めて耐え忍ぶことが重要です。一方で、華やかな誘惑に満ちた場面では、目先の楽しみに囚われず、より高い視点や長期的な目標を見据えるべきでしょう。そして、危険な兆候が見え始めたら、迷わず早めに引き返す勇気を持つことが大切です。状況に応じて適切な判断と行動を選ぶ柔軟性が、日々の暮らしや仕事で道を誤らないために求められます。
この章句が説くこと
風斜雨急処要立得脚定路危径険処要回得頭早覚悟判断慎重
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