菜根譚 / 前集
風斜雨急處,要立得腳定;花濃柳豔處,要著得眼高;路危徑險處,要回得頭早。
新字:風斜雨急処,要立得腳定;花濃柳豔処,要著得眼高;路危径険処,要回得頭早。
書き下し
風斜め雨急なる処には、脚を立て得て定まらんことを要す。花濃く柳艶なる処には、眼を著け得て高からんことを要す。路危く径険しき処には、頭を回し得て早からんことを要す。
現代語訳
風が斜めに吹き雨が急な所では、足をしっかり立てるべきだ。花が濃く柳が艶やかな所では、目を高く着けるべきだ。道が危うく径が険しい所では、早く頭を巡らせるべきだ。
解説
嵐では踏ん張り、誘惑では目を上げ、危険では早く引き返す。場面ごとに、するべきことが違います。誘惑の場では、踏ん張るのではなく、目を上げる。危険の場では、踏ん張らずに、引き返す。