菜根譚 / 前集
仁人心地寬舒,便福厚而慶長,事事成個寬舒氣象;鄙夫念頭迫促,便福薄而澤短,事事得個迫促規模。
新字:仁人心地寛舒,便福厚而慶長,事事成個寛舒気象;鄙夫念頭迫促,便福薄而沢短,事事得個迫促規模。
書き下し
仁人は心地寛舒なり。便ち福厚くして慶長し。事事に個の寛舒の気象を成す。鄙夫は念頭迫促なり。便ち福薄くして沢短し。事事に個の迫促の規模を得。
現代語訳
仁ある人は、心が寛やかで伸びやかだ。だから福が厚く、慶びが長い。何事にも、寛やかで伸びやかな姿を成す。卑しい者は、思いが切迫している。だから福が薄く、恵みが短い。何事にも、切迫した形を得る。
解説
心が寛大でゆったりしている人には、豊かで良い結果が長く続き、何事も穏やかな雰囲気で進みます。一方、心が切迫し、焦っている人には、恵みが薄く、物事も窮屈な形になりがちです。この教えは、私たちの心のあり方が、そのまま現実の結果や周囲の雰囲気に影響を与えることを示しています。焦りや不安にとらわれず、日々の生活や仕事において、心の余裕を持つこと。それが、良い流れを引き寄せ、穏やかで充実した日々を築くための大切な鍵となるでしょう。
この章句が説くこと
仁人心地寛舒便福厚而慶長鄙夫念頭迫促便福薄而沢短