菜根譚 / 前集
居盈滿者,如水之將溢未溢,切忌再加一滴;處危急者,如木之將折未折,切忌再加一搦。
新字:居盈満者,如水之将溢未溢,切忌再加一滴;処危急者,如木之将折未折,切忌再加一搦。
書き下し
盈満に居る者は、水の将に溢れんとして未だ溢れざるが如し。切に忌む、再び一滴を加うるを。危急に処る者は、木の将に折れんとして未だ折れざるが如し。切に忌む、再び一搦を加うるを。
現代語訳
満ち足りた状態にいる者は、水がまさに溢れようとして、まだ溢れていないようなものだ。もう一滴を加えることを、切に忌む。危急にある者は、木がまさに折れようとして、まだ折れていないようなものだ。もう一押しを加えることを、切に忌む。
解説
溢れる寸前の水に、もう一滴。折れる寸前の木に、もう一押し。どちらも、その一つで決まります。限界の近くでは、小さな追加が致命傷になる。余裕がない時こそ、加えてはいけないのです。