菜根譚 / 前集
宴飲之樂多,不是個好人家;聲華之習勝,不是個好士子;名位之念重,不是個好臣工。
新字:宴飲之楽多,不是個好人家;声華之習勝,不是個好士子;名位之念重,不是個好臣工。
書き下し
宴飲の楽しみ多きは、是れ個の好人家に非ず。声華の習い勝るは、是れ個の好士子に非ず。名位の念重きは、是れ個の好臣工に非ず。
現代語訳
宴と酒の楽しみが多いのは、良い家庭ではない。名声と華やかさの習いが勝るのは、良い学徒ではない。名誉と地位への思いが重いのは、良い臣下ではない。
解説
宴会ばかりの家庭、名声や華やかさを追い求める学徒、地位ばかりを欲しがる臣下は、それぞれ本質を見失っていると指摘します。この教えは、家庭、学問、仕事といったそれぞれの役割において、何に時間や関心が向いているかで、その健全さが測れることを示唆しています。表面的な楽しみや見栄、地位にばかり目を奪われると、本当に大切なこと、本来の目的から逸れてしまう危険性があるのです。日々の行動や心の焦点をどこに置くか、自らを振り返るきっかけを与えてくれるでしょう。
この章句が説くこと
宴飲之楽多不是個好人家名位之念重不是個好臣工