菜根譚 / 前集
毋憂拂意,毋喜快心,毋恃久安,毋憚初難。
新字:毋憂払意,毋喜快心,毋恃久安,毋憚初難。
書き下し
拂意を憂うる毋かれ。快心を喜ぶ毋かれ。久安を恃む毋かれ。初難を憚る毋かれ。
現代語訳
思い通りにならないことを憂えるな。心地よいことを喜ぶな。長く安らかであることを恃むな。初めの困難を憚るな。
解説
思い通りにならないことを憂えず、心地よい状況に浮かれることもない。長く続く安定に安住せず、最初の困難を恐れない。この四つの教えは、目の前の状況に感情的に反応せず、常に冷静な心の状態を保つことの重要性を説いています。人生や仕事では、良い時も悪い時も訪れますが、そのどちらにも振り回されない不動の心を持つこと。そうすることで、どんな変化にも動じず、本質を見極める力が養われ、より安定した精神で日々を過ごせるでしょう。
この章句が説くこと
毋憂払意毋喜快心毋恃久安毋憚初難