菜根譚 / 前集
一念慈祥,可以醞釀兩間和氣;寸心潔白,可以昭垂百代清芬。
新字:一念慈祥,可以醞醸両間和気;寸心潔白,可以昭垂百代清芬。
書き下し
一念の慈祥は、以て両間の和気を醞醸(うんじょう)すべし。寸心の潔白は、以て百代の清芬を昭垂すべし。
現代語訳
一念の慈しみは、天地の間の和やかな気を醸すことができる。わずかな心の潔白は、百代の清らかな香りを照らし残すことができる。
解説
たった一つの慈しみの心が、周囲の空気全体を穏やかに変える力を持つ。また、わずかな心の清らかさが、何世代にもわたって清らかな影響を残すことができる。この言葉は、私たちの日常における小さな思いやりや誠実さが、想像以上に大きな波紋を広げる可能性を示唆しています。些細な言動でも、それが善意に基づいていれば、やがては大きな調和を生み出し、長く人々の記憶や文化に良い影響を与え続けるでしょう。自分の行動が持つ力を過小評価せず、日々の選択に意識を向けることの大切さを教えてくれます。
この章句が説くこと
一念慈祥可以醞醸両間和気寸心潔白可以昭垂百代清芬