菜根譚 / 前集
議事者,身在事外,宜悉利害之情;任事者,身居事中,當絕利害之慮。
新字:議事者,身在事外,宜悉利害之情;任事者,身居事中,当絶利害之慮。
書き下し
事を議する者は、身は事外に在り。宜しく利害の情を悉くすべし。事に任ずる者は、身は事中に居る。当に利害の慮を絶つべし。
現代語訳
事を議論する者は、身が事の外にある。利害の実情を尽くして知るべきだ。事に当たる者は、身が事の中にある。利害の思慮を断つべきだ。
解説
議論する時は、利害を徹底的に検討する。実行する時は、利害を考えない。役割によって、態度を変える。実行段階で損得を考え始めると、動けなくなる。考える時と、動く時を、分けるのです。