導師導古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

菜根譚 / 前集

「為鼠常留飯,憐蛾不點燈」,古人此等念頭,今人學之,便是一點生生之機。無此,便所謂土木形骸而已。

新字:「為鼠常留飯,憐蛾不点灯」,古人此等念頭,今人学之,便是一点生生之機。無此,便所謂土木形骸而已。

書き下し

「鼠の為に常に飯を留め、蛾を憐れみて燈を点ぜず」。古人の此等の念頭は、今人之を学ばば、便ち是れ一点生生の機なり。此れ無くんば、便ち所謂る土木の形骸のみ。

現代語訳

「鼠のために常に飯を残し、蛾を憐れんで灯をともさない」。古人のこうした心持ちを、今の人が学べば、それが一点の生きた働きとなる。これがなければ、いわゆる土や木でできた抜け殻にすぎない。

解説

鼠のために飯を残し、蛾のために灯を消すという行為は、一見すると非合理的で無駄に見えるかもしれません。しかし、こうした小さな心遣いや、効率だけでは測れない優しさこそが、私たちを人間たらしめているとこの言葉は語ります。日々の生活や仕事の中で、合理性だけを追求するのではなく、無用に見える温かい配慮を大切にすること。それがなければ、私たちはただ機能するだけの「土や木でできた抜け殻」になってしまう、と問いかけています。

この章句が説くこと

為鼠常留飯憐蛾不点灯便是一点生生之機

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る