菜根譚 / 前集
念頭寬厚的,如春風煦育,萬物遭之而生;念頭忌刻的,如朔雪陰凝,萬物遭之而死。
新字:念頭寛厚的,如春風煦育,万物遭之而生;念頭忌刻的,如朔雪陰凝,万物遭之而死。
書き下し
念頭の寛厚なる的は、春風の煦育(くいく)するが如し。万物は之に遭いて生ず。念頭の忌刻なる的は、朔雪の陰凝するが如し。万物は之に遭いて死す。
現代語訳
思いが寛やかで厚い人は、春風が温め育てるようだ。万物はこれに遭って生きる。思いが嫉妬深く冷酷な人は、北の雪が陰り凝るようだ。万物はこれに遭って死ぬ。
解説
寛容で温かい心を持つ人の周りには、春風が万物を育むように、活気と成長が生まれます。しかし、嫉妬深く冷酷な思いを抱く人のそばでは、北風が凍てつくように、周囲の活力は失われてしまうでしょう。これは、私たちがどんな行動を取るかだけでなく、どのような心持ちで日々を過ごしているかが、周囲の人々や環境に大きな影響を与えることを示しています。自分の内面が、その場の空気そのものを作り出すのです。
この章句が説くこと
念頭寛厚的如春風煦育万物遭之而生念頭忌刻的如朔雪陰凝