師導古典を学びたいすべての人に

菜根譚 / 前集

信人者,人未必盡誠,己則獨誠矣;疑人者,人未必皆詐,己則先詐矣。

新字:信人者,人未必尽誠,己則独誠矣;疑人者,人未必皆詐,己則先詐矣。

書き下し

人を信ずる者は、人未だ必ずしも尽くは誠ならざるも、己は則ち独り誠なり。人を疑う者は、人未だ必ずしも皆な詐ならざるも、己は則ち先ず詐なり。

現代語訳

人を信じる者は、相手が必ずしもみな誠実とは限らないが、自分だけは誠実である。人を疑う者は、相手が必ずしもみな偽りとは限らないが、自分がまず偽りである。

解説

誰かを信じる時、相手が完璧に誠実とは限らないかもしれません。しかし、その時、自分自身は誠実であろうとしています。一方で、人を疑う心を持つと、相手が本当に偽っているかどうかは別として、まず自分自身の心が疑念に囚われ、誠実さを失ってしまうことがあります。相手の行動に一喜一憂するのではなく、自分がどうありたいか。疑いの念は、相手ではなく、まず自分自身の心を曇らせる代償を伴うものだと教えてくれます。

この章句が説くこと

信人者己則独誠矣疑人者己則先詐矣疑う代償

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる