菜根譚 / 前集
魚網之設,鴻則罹其中;螳螂之貪,雀又乘其後。機裏藏機,變外生變,智巧何足恃哉。
新字:魚網之設,鴻則罹其中;螳螂之貪,雀又乗其後。機裏蔵機,変外生変,智巧何足恃哉。
書き下し
魚網の設くるに、鴻は則ち其の中に罹る。螳螂の貪るに、雀は又た其の後に乗ず。機裏に機を蔵し、変外に変を生ず。智巧は何ぞ恃むに足らんや。
現代語訳
魚を捕る網を張れば、白鳥がその中に掛かる。カマキリが貪れば、雀がその後ろから襲う。仕掛けの中に仕掛けが隠れ、変化の外に変化が生じる。小賢しさなど、頼るに足りようか。
解説
網を張れば、思わぬものが掛かる。獲物を狙うカマキリを、雀が狙う。すべての策には、その外側がある。「仕掛けの中に仕掛けが隠れる」。策を巡らせるほど、想定外に晒される。小賢しさは、頼りにならないのです。