菜根譚 / 前集
魚網之設,鴻則罹其中;螳螂之貪,雀又乘其後。機裏藏機,變外生變,智巧何足恃哉。
新字:魚網之設,鴻則罹其中;螳螂之貪,雀又乗其後。機裏蔵機,変外生変,智巧何足恃哉。
書き下し
魚網の設くるに、鴻は則ち其の中に罹る。螳螂の貪るに、雀は又た其の後に乗ず。機裏に機を蔵し、変外に変を生ず。智巧は何ぞ恃むに足らんや。
現代語訳
魚を捕る網を張れば、白鳥がその中に掛かる。カマキリが貪れば、雀がその後ろから襲う。仕掛けの中に仕掛けが隠れ、変化の外に変化が生じる。小賢しさなど、頼るに足りようか。
解説
巧妙な計画や小手先の技術で物事を動かそうとすると、その裏にはさらに予期せぬ展開や、別の思惑が隠れていることがあります。ある問題を解決したつもりが、それが新たな問題の引き金になったり、自分の仕掛けた罠に自分自身が陥ったりすることも少なくありません。複雑な策を巡らせるほど、想定外の事態に直面しやすくなります。表面的な賢さだけでは、本質的な解決には至らないと教えています。
この章句が説くこと
機裏蔵機変外生変智巧何足恃哉策の外側
関連する章句
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