菜根譚 / 前集
當與人同過,不當與人同功,同功則相忌;可與人共患難,不可與人共安樂,安樂則相仇。
新字:当与人同過,不当与人同功,同功則相忌;可与人共患難,不可与人共安楽,安楽則相仇。
書き下し
当に人と過ちを同じくすべし。当に人と功を同じくすべからず。功を同じくすれば則ち相い忌む。人と患難を共にすべし。人と安楽を共にすべからず。安楽なれば則ち相い仇す。
現代語訳
人と過ちを共にするのはよい。人と功を共にするのはよくない。功を共にすれば、互いに忌み合う。人と患難を共にするのはよい。人と安楽を共にするのはよくない。安楽であれば、互いに仇となる。
解説
人は困難な状況や失敗を共に乗り越えることで、強い絆を育むことができます。しかし、成功や安楽を分かち合う段階になると、互いの功績や利益の分配を巡って、かえって妬みや対立が生じやすいものです。苦しい時に結束した仲間が、状況が好転した途端に敵対し合うことは珍しくありません。成功の喜びを分かち合う際は、特に慎重な配慮が求められるでしょう。
この章句が説くこと
不当与人同功同功則相忌不可与人共安楽安楽則相仇