菜根譚 / 前集
有妍必有醜為之對,我不誇妍,誰能醜我;有潔必有污為之仇,我不好潔,誰能污我。
新字:有妍必有醜為之対,我不誇妍,誰能醜我;有潔必有污為之仇,我不好潔,誰能污我。
書き下し
妍有れば必ず醜有りて之が対を為す。我、妍を誇らずんば、誰か能く我を醜とせん。潔有れば必ず汚有りて之が仇を為す。我、潔を好まずんば、誰か能く我を汚とせん。
現代語訳
美しさがあれば、必ず醜さがあってその対となる。私が美しさを誇らなければ、誰が私を醜いとできよう。清らかさがあれば、必ず汚れがあってその仇となる。私が清らかさを好まなければ、誰が私を汚いとできよう。
解説
美しさを誇るから、醜いと言われる。清らかさを好むから、汚いと言われる。対立は、こちらが片方に立つことで生まれます。立たなければ、対立も生まれない。攻撃を招いているのは、自分の主張なのです。