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菜根譚 / 前集

有妍必有醜為之對,我不誇妍,誰能醜我;有潔必有污為之仇,我不好潔,誰能污我。

新字:有妍必有醜為之対,我不誇妍,誰能醜我;有潔必有污為之仇,我不好潔,誰能污我。

書き下し

妍有れば必ず醜有りて之が対を為す。我、妍を誇らずんば、誰か能く我を醜とせん。潔有れば必ず汚有りて之が仇を為す。我、潔を好まずんば、誰か能く我を汚とせん。

現代語訳

美しさがあれば、必ず醜さがあってその対となる。私が美しさを誇らなければ、誰が私を醜いとできよう。清らかさがあれば、必ず汚れがあってその仇となる。私が清らかさを好まなければ、誰が私を汚いとできよう。

解説

自分が「美しい」「正しい」と主張するほど、その反対の「醜い」「間違っている」という評価が生まれやすくなります。何かを誇示すれば、必ず比較の対象が生まれ、批判や対立を招くきっかけになるものです。自分の価値観や立場を強く主張しすぎないことで、不必要な摩擦や反発を避けることができます。静かに自分を保つ姿勢が、周囲との穏やかな関係を築く鍵となるでしょう。

この章句が説くこと

我不誇妍誰能醜我我不好潔誰能汚我対立を作らない

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

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