菜根譚 / 前集
念頭昏散處,要知提醒;念頭喫緊時,要知放下。不然恐去昏昏之病,又來憧憧之擾矣。
新字:念頭昏散処,要知提醒;念頭喫緊時,要知放下。不然恐去昏昏之病,又来憧憧之擾矣。
書き下し
念頭の昏散する処は、提醒するを知るを要す。念頭の喫緊なる時は、放下するを知るを要す。然らずんば、恐らくは昏昏の病を去りて、又た憧憧の擾を来たさん。
現代語訳
思いが暗く散る所では、引き締めることを知るべきだ。思いが張り詰めている時は、放り下ろすことを知るべきだ。そうでなければ、ぼんやりした病を除いて、今度は落ち着かない乱れを招くだろう。
解説
だらけている時は引き締め、張り詰めている時は緩める。しかも「そうでなければ、今度は落ち着かない乱れを招く」。片方を直すと、反対側に振れる。振り子のように往復する。中庸は、常に微調整なのです。