菜根譚 / 前集
老來疾病,都是壯時招的;衰後罪孽,都是盛時作的。故持盈履滿,君子尤兢兢焉。
新字:老来疾病,都是壮時招的;衰後罪孽,都是盛時作的。故持盈履満,君子尤兢兢焉。
書き下し
老来の疾病は、都て是れ壮時に招く的なり。衰後の罪孽は、都て是れ盛時に作す的なり。故に盈を持し満を履むには、君子は尤も兢兢たり。
現代語訳
老いてからの病は、みな壮年の時に招いたものだ。衰えてからの罪は、みな盛んな時に作ったものだ。だから満ちた状態を保ち、満ち足りた状態を歩む時、君子はとりわけ戦々恐々とする。
解説
年老いてからの病は、若い時の無理が原因であることが多く、人生の終盤での後悔は、絶頂期の驕りや油断から生まれるものです。つまり、現在の好調さや満たされた状況こそ、将来の落とし穴になり得ると心得るべきです。今が順調だからと慢心せず、健康や人間関係、倫理観を大切にする。その慎重な姿勢が、長い目で見て自分自身を守り、安定した人生を築くための礎となります。
この章句が説くこと
老来疾病都是壮時招的故持盈履満君子尤兢兢焉