菜根譚 / 前集
此心常看得圓滿,天下自無缺憾之世界;此心常放得寬平,天下自無險側之人情。
新字:此心常看得円満,天下自無欠憾之世界;此心常放得寛平,天下自無険側之人情。
書き下し
此の心、常に円満なるを看得ば、天下自ら缺憾の世界無し。此の心、常に寛平なるを放得ば、天下自ら険側の人情無し。
現代語訳
この心が、常に円満だと見られるなら、天下に欠けた世界はない。この心が、常に寛やかで平らかであるなら、天下に険しい人情はない。
解説
私たちが世界をどう見るかは、自身の心の状態に大きく左右されます。もし心が満たされず、不平不満を抱えていると、どんなに恵まれた状況でも欠点ばかりが目につくものです。逆に、心が穏やかで寛容であれば、周囲の人々の言動も、より好意的に受け止めることができるでしょう。外の世界や他人の行動を変えようと躍起になる前に、まず自分の心のあり方を見つめ直すことが大切です。内面が整えば、世界はより豊かに、人間関係はより円滑に見えてくるはずです。
この章句が説くこと
此心常看得円満天下自無欠憾之世界此心常放得寛平
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