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菜根譚 / 前集

天薄我以福,吾厚吾德以迓之;天勞我以形,吾逸吾心以補之;天阨我以遇,吾亨吾道以通之。天且奈我何哉。

新字:天薄我以福,吾厚吾徳以迓之;天労我以形,吾逸吾心以補之;天阨我以遇,吾亨吾道以通之。天且奈我何哉。

書き下し

天、我を薄くするに福を以てせば、吾は吾が徳を厚くして以て之を迓(むか)う。天、我を労するに形を以てせば、吾は吾が心を逸にして以て之を補う。天、我を阨(やく)するに遇を以てせば、吾は吾が道を亨(とお)して以て之に通ず。天も且つ我を奈何せんや。

現代語訳

天が私に薄い福しか与えないなら、私は徳を厚くしてこれを迎える。天が私の体を苦しめるなら、私は心を安らかにしてこれを補う。天が私の巡り合わせを塞ぐなら、私は自分の道を通してこれに通じる。天も、私をどうすることもできまい。

解説

福が薄ければ徳を厚く。体が苦しければ心を安らかに。巡り合わせが悪ければ道を通す。すべて、与えられなかったものを、自分で補っています。「天も、私をどうすることもできまい」。運命に対する、堂々たる反撃です。

この一句を、あなたの毎日に。

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