菜根譚 / 前集
閒中不放過,忙處有受用;靜中不落空,動處有受用;暗中不欺隱,明處有受用。
新字:閒中不放過,忙処有受用;静中不落空,動処有受用;暗中不欺隠,明処有受用。
書き下し
閒中に放過せずんば、忙処に受用有り。静中に落空せずんば、動処に受用有り。暗中に欺隠せずんば、明処に受用有り。
現代語訳
暇な時に見過ごさなければ、忙しい時に役に立つ。静かな時に空虚にしなければ、動く時に役に立つ。暗い所で欺き隠さなければ、明るい所で役に立つ。
解説
何もしないで過ごせるような暇な時間こそ、漫然と見過ごさずに何かを学ぶなど有効に使うことで、いざ忙しくなった時にその経験が役立つことがあります。また、静かに一人でいる時に心を空虚にせず、内省や準備に充てれば、行動を起こす時に迷いが少なくなるでしょう。そして、誰にも見られていない場所で不正をせず、誠実さを保っていれば、公の場でも自信を持って振る舞うことができます。見えない時間の過ごし方が、あなたの力を育むのです。
この章句が説くこと
閒中不放過忙処有受用暗中不欺隠明処有受用