菜根譚 / 前集
氣象要高曠,而不可疏狂;心思要縝密,而不可瑣屑;趣味要沖澹,而不可偏枯;操守要嚴明,而不可激烈。
新字:気象要高曠,而不可疏狂;心思要縝密,而不可瑣屑;趣味要沖澹,而不可偏枯;操守要厳明,而不可激烈。
書き下し
気象は高曠なるを要す。而して疎狂なるべからず。心思は縝密なるを要す。而して瑣屑なるべからず。趣味は沖澹なるを要す。而して偏枯なるべからず。操守は厳明なるを要す。而して激烈なるべからず。
現代語訳
気風は高く広くあるべきだ。しかし粗野で放縦であってはならない。思慮は細やかであるべきだ。しかし些末であってはならない。趣は淡白であるべきだ。しかし枯れ果ててはならない。節操は厳しく明らかであるべきだ。しかし激しすぎてはならない。
解説
四つの徳が、それぞれ行き過ぎた場合の姿を示します。高い気風は粗野に、細やかさは些末に、淡白さは枯渇に、厳しさは激烈になる。美徳は、一歩越えれば欠点に変わる。境目を知ることが、要点です。