菜根譚 / 前集
氣象要高曠,而不可疏狂;心思要縝密,而不可瑣屑;趣味要沖澹,而不可偏枯;操守要嚴明,而不可激烈。
新字:気象要高曠,而不可疏狂;心思要縝密,而不可瑣屑;趣味要沖澹,而不可偏枯;操守要厳明,而不可激烈。
書き下し
気象は高曠なるを要す。而して疎狂なるべからず。心思は縝密なるを要す。而して瑣屑なるべからず。趣味は沖澹なるを要す。而して偏枯なるべからず。操守は厳明なるを要す。而して激烈なるべからず。
現代語訳
気風は高く広くあるべきだ。しかし粗野で放縦であってはならない。思慮は細やかであるべきだ。しかし些末であってはならない。趣は淡白であるべきだ。しかし枯れ果ててはならない。節操は厳しく明らかであるべきだ。しかし激しすぎてはならない。
解説
私たちの心持ちは、高く広々としているべきですが、それが他者を顧みない傲慢さになってはいけません。思考は細やかであるべきですが、些細なことにこだわりすぎて本質を見失わないようにしましょう。また、趣向は淡々としていながらも、人生の喜びを失うほど枯れ果ててはなりません。そして、自分の信念は明確であるべきですが、それが周囲を傷つけるほどの激しさであってはならないのです。どんな美点も、行き過ぎれば欠点に変わることを心に留めておきたいものです。
この章句が説くこと
気象要高曠而不可疏狂操守要厳明而不可激烈
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