菜根譚 / 前集
耳目聞見為外賊,情欲意識為內賊。只是主人翁惺惺不昧,獨坐中堂,賊便化為家人矣。
新字:耳目聞見為外賊,情欲意識為内賊。只是主人翁惺惺不昧,独坐中堂,賊便化為家人矣。
書き下し
耳目の聞見は外賊たり。情欲意識は内賊たり。只だ是れ主人翁、惺惺として昧(くら)まず、独り中堂に坐せば、賊は便ち化して家人と為らん。
現代語訳
耳目で聞き見ることは外の賊である。情欲や我意は内の賊である。ただ主人がはっきり目覚めて曇らず、独り中央の間に座っていれば、賊はたちまち家の人となる。
解説
日々の情報や刺激、あるいは内側から湧き上がる感情や欲求は、時に私たちを惑わす「賊」のように感じられるかもしれません。しかし、それらを無理に排除する必要はありません。大切なのは、自分自身の「心の主人」が、常に冷静で明確な意識を保ち、中心にしっかりと座っていること。そうすれば、外からの刺激も、内なる感情も、単なる「賊」ではなく、自分を構成する一部として、うまく付き合っていけるようになるでしょう。
この章句が説くこと
耳目聞見為外賊情欲意識為内賊主人翁惺惺不昧賊便化為家人
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