菜根譚 / 前集
肝受病,則目不能視;腎受病,則耳不能聽;病受於人所不見,必發於人所共見。故君子欲無得罪於昭昭,先無得罪於冥冥。
新字:肝受病,則目不能視;腎受病,則耳不能聴;病受於人所不見,必発於人所共見。故君子欲無得罪於昭昭,先無得罪於冥冥。
書き下し
肝、病を受くれば、則ち目は視る能わず。腎、病を受くれば、則ち耳は聴く能わず。病は人の見ざる所に受け、必ず人の共に見る所に発す。故に君子は昭昭に罪を得る無からんと欲せば、先ず冥冥に罪を得る無かれ。
現代語訳
肝が病めば、目は見えなくなる。腎が病めば、耳は聞こえなくなる。病は人に見えない所で受け、必ず人がみな見る所に現れる。だから君子は、明らかな所で罪を得ないようにしたいなら、まず暗い所で罪を得ないことだ。
解説
組織の目に見えない部分で生じた歪みや不誠実さは、必ずや外部からの信頼失墜や業績悪化といった形で顕在化します。例えば、不正なデータ操作やハラスメントの隠蔽は、いずれ企業価値を大きく損ねるでしょう。リーダーは、人目に触れない場所での倫理観や透明性を徹底することで、組織全体の健全性を保ち、将来的なリスクを未然に防ぐ視点を持つことが重要です。
この章句が説くこと
病受於人所不見必発於人所共見欲無得罪於昭昭先無得罪於冥冥予防
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