菜根譚 / 前集
進德修道,要個木石的念頭,若一有欣羨,便趨慾境;濟世經邦,要段雲水的趣味,若一有貪著,便墮危機。
新字:進徳修道,要個木石的念頭,若一有欣羨,便趨慾境;済世経邦,要段雲水的趣味,若一有貪著,便堕危機。
書き下し
徳を進め道を修むるには、個の木石の念頭を要す。若し一たび欣羨有らば、便ち慾境に趨(おもむ)く。世を済い邦を経むるには、段の雲水の趣味を要す。若し一たび貪著有らば、便ち危機に堕つ。
現代語訳
徳を進め道を修めるには、木や石のような心を持つべきだ。もし一度でも羨む心があれば、たちまち欲の境地に向かう。世を救い国を治めるには、雲や水のような趣を持つべきだ。もし一度でも執着があれば、たちまち危機に落ちる。
解説
リーダーシップを発揮する上で、個人的な欲望や他者への羨望に心を動かされない「木石のような不動の精神」は、公正な判断を下す基盤となります。また、組織運営においては、特定の成果や地位への執着を捨て、状況に応じて柔軟に対応する「雲水のような自由な心」が、予期せぬ危機を回避し、持続的な成長を可能にするでしょう。一つでも私心が介入すれば、判断が曇り、大きなリスクを招く可能性があることを示唆しています。
この章句が説くこと
進徳修道要個木石的念頭済世経邦要段雲水的趣味