菜根譚 / 前集
學者要收拾精神,併歸一路。如修德而留意於事功名譽,必無實詣;讀書而寄興於吟詠風雅,定不深心。
新字:学者要収拾精神,併帰一路。如修徳而留意於事功名誉,必無実詣;読書而寄興於吟詠風雅,定不深心。
書き下し
学者は精神を収拾し、併せて一路に帰するを要す。徳を修めて事功名誉に意を留むるが如きは、必ず実詣無し。書を読みて吟詠風雅に興を寄すれば、定めて心を深くせず。
現代語訳
学ぶ者は、精神を集めて、一つの道に帰することが必要だ。徳を修めながら、成果や名誉に心を留めるようでは、必ず実際の到達はない。書を読みながら、詩歌や風流に興を寄せれば、必ず心を深められない。
解説
現代のビジネスリーダーは多くの役割や目標を抱えがちですが、真に卓越した成果を出すためには、精神を一つの目的に集中させる覚悟が必要です。例えば、組織の変革を目指すならば、短期的な名声や個人的な評価に囚われず、その本質的な達成に全力を注ぐべきです。複数の目標を同時に追うことは、結果としてどれも中途半端に終わるリスクがあるため、意識的に優先順位を絞り込み、集中することが求められます。
この章句が説くこと
収拾精神併帰一路修徳而留意於事功名誉必無実詣