菜根譚 / 前集
風恬浪靜中,見人生之真境;味淡聲希處,識心體之本然。
新字:風恬浪静中,見人生之真境;味淡声希処,識心体之本然。
書き下し
風恬(しず)かに浪静かなる中に、人生の真境を見る。味淡く声希(まれ)なる処に、心体の本然を識る。
現代語訳
風が静まり波が穏やかな中に、人生の真の境地を見る。味が淡く音が少ない所に、心の本来のあり方を知る。
解説
刺激の中に、真実はない。静かで、味が薄く、音が少ない。そういう時に、本来のものが見える。派手な体験や強い刺激を追うほど、自分の本来から遠ざかります。何もない時間に、耐えられるかどうかです。