菜根譚 / 前集
風恬浪靜中,見人生之真境;味淡聲希處,識心體之本然。
新字:風恬浪静中,見人生之真境;味淡声希処,識心体之本然。
書き下し
風恬(しず)かに浪静かなる中に、人生の真境を見る。味淡く声希(まれ)なる処に、心体の本然を識る。
現代語訳
風が静まり波が穏やかな中に、人生の真の境地を見る。味が淡く音が少ない所に、心の本来のあり方を知る。
解説
現代のビジネス環境は常に情報過多で刺激に満ちていますが、真の洞察や本質的な課題は、そうした喧騒の中では見えにくいものです。リーダーは、意識的に静寂な時間や、情報が少ない環境を作り出すことで、表面的な事象に惑わされず、物事の根源や自身の内なる声に耳を傾けることができます。落ち着いた状況でこそ、組織の真の姿や自身のリーダーシップのあり方を見つめ直す機会が得られるでしょう。
この章句が説くこと
風恬浪静中見人生之真境味淡声希処識心体之本然