菜根譚 / 前集
教弟子,如養閨女,最要嚴出入,謹交遊。若一接近匪人,是清淨田中,下一不淨種子,便終身難植嘉禾矣。
新字:教弟子,如養閨女,最要厳出入,謹交遊。若一接近匪人,是清浄田中,下一不浄種子,便終身難植嘉禾矣。
書き下し
弟子を教うるは、閨女を養うが如し。最も出入を厳にし、交遊を謹むを要す。若し一たび匪人に接近せば、是れ清浄の田中に、一の不浄の種子を下すなり。便ち終身、嘉禾を植え難し。
現代語訳
弟子を教えるのは、娘を育てるようなものだ。とりわけ出入りを厳しくし、交際を慎ませることが必要だ。もし一度でも良からぬ者に近づけば、清浄な田に一粒の不浄な種を下すことになる。それでは生涯、良い稲を植えることが難しい。
解説
若手社員や後継者の育成において、彼らがどのような環境に身を置き、誰と交流するかは、教え込む内容以上に重要です。組織文化や人間関係が未熟な人材に与える影響は大きく、一度不健全な環境に触れると、その後の成長に長期的な悪影響を及ぼす可能性があります。リーダーは、育成対象者が健全な価値観を持つ人々と交流し、良い刺激を受けられる環境を整えることに注力すべきです。
この章句が説くこと
教弟子如養閨女最要厳出入謹交遊環境を選ぶ