菜根譚 / 前集
降魔者,先降自心,心伏,則群魔退聽;馭橫者,先馭此氣,氣平,則外橫不侵。
新字:降魔者,先降自心,心伏,則群魔退聴;馭横者,先馭此気,気平,則外横不侵。
書き下し
魔を降す者は、先ず自心を降す。心伏せば、則ち群魔は退聴す。横を馭す者は、先ず此の気を馭す。気平らかなれば、則ち外横は侵さず。
現代語訳
魔を降す者は、まず自分の心を降す。心が伏せば、群がる魔は退いて従う。横暴を御する者は、まずこの気を御する。気が平らかなら、外の横暴は侵さない。
解説
外の敵を倒す前に、自分の心を鎮める。理不尽な相手に対処する前に、自分の気を静める。「気が平らかなら、外の横暴は侵さない」。相手が変わるのではありません。こちらが乱れなければ、相手の乱れが移らないのです。