菜根譚 / 前集
人至事窮勢蹙,宜原其初心;士當行滿功成,要觀其末路。
新字:人至事窮勢蹙,宜原其初心;士当行満功成,要観其末路。
書き下し
人の事窮まり勢い蹙(せま)るに至らば、宜しく其の初心を原(たず)ぬべし。士は行い満ち功成るに当たらば、其の末路を観るを要す。
現代語訳
人が行き詰まり勢いが尽きた時は、その初心を尋ねるべきである。士が行いが満ち功が成った時は、その末路を見るべきである。
解説
行き詰まった時は、始めに戻る。うまくいった時は、終わりを見る。どちらも、今から目を離す方法です。苦しい時は現状に飲まれ、順調な時は現状に酔う。時間軸をずらすことで、視野を取り戻すのです。