菜根譚 / 前集
居軒冕之中,不可無山林的氣味;處林泉之下,須要懷廊廟的經綸。
新字:居軒冕之中,不可無山林的気味;処林泉之下,須要懐廊廟的経綸。
書き下し
軒冕の中に居るも、山林の気味無かるべからず。林泉の下に処るも、須らく廊廟の経綸を懐くを要すべし。
現代語訳
高位にあっても、山林の趣を欠いてはならない。野に隠れていても、朝廷を治める志を抱いているべきである。
解説
地位にある人は、隠者の心を。野にある人は、天下の志を。今いる場所と、逆のものを内に持つ。地位に浸りきれば俗物になり、隠遁に浸りきれば無用の人になる。どちらにも偏らないための、内なる錘です。