菜根譚 / 前集
好動者,雲電風燈;嗜寂者,死灰槁木。須定雲止水中,有魚躍鳶飛氣象,纔是有道的心體。
新字:好動者,雲電風灯;嗜寂者,死灰槁木。須定雲止水中,有魚躍鳶飛気象,纔是有道的心体。
書き下し
動を好む者は、雲電風燈なり。寂を嗜む者は、死灰槁木なり。須らく定雲止水の中に、魚躍り鳶飛ぶの気象有るべし。纔(はじ)めて是れ有道の心体なり。
現代語訳
動くことを好む者は、稲妻や風前の灯である。静けさを好む者は、冷えた灰や枯れ木である。止まった雲と静かな水の中に、魚が跳ね鳶が飛ぶ気配があるべきだ。それでこそ道ある人の心のあり方である。
解説
動きすぎれば、消耗する。静かすぎれば、死んでしまう。理想は「止まった水の中に、魚が跳ねる気配」。外は静かで、内は生きている。落ち着いているが、死んではいない。この均衡が、難しいのです。