師導古典を学びたいすべての人に

菜根譚 / 前集

寵利毋居人前,德業毋落人後;受享毋踰分外,修為毋減分中。

新字:寵利毋居人前,徳業毋落人後;受享毋踰分外,修為毋減分中。

書き下し

寵利は人前に居る毋(な)かれ。徳業は人後に落つる毋かれ。受享は分外を踰ゆる毋かれ。修為は分中を減ずる毋かれ。

現代語訳

寵愛や利益は、人より前に出るな。徳と業績は、人より後れるな。受け取り享受するものは、分限を超えるな。自らを修める努力は、分限より減らすな。

解説

四つの対句が、簡潔に配置されています。得るものでは前に出ず、なすことでは後れない。受け取る量は控えめに、努力の量は削らない。得と与、受と修。どちらも同じ方向へ傾けています。前に出るのは働きの時、引くのは取り分の時なのです。

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ