菜根譚 / 前集
面前的田地要放得寬,使人無不平之歎;身後的惠澤要流得長,使人有不匱之思。
新字:面前的田地要放得寛,使人無不平之歎;身後的恵沢要流得長,使人有不匱之思。
書き下し
面前の田地は寛く放ち得んことを要す。人をして不平の歎無からしむ。身後の恵沢は長く流れ得んことを要す。人をして不匱の思い有らしむ。
現代語訳
目の前の土地は、広く放っておきたい。人に不満の嘆きがないようにするためだ。死後に残す恵みは、長く流れるようにしたい。人に尽きることがないと思わせるためだ。
解説
「目の前の土地は広く」。自分の取り分を広げるのではなく、人に余地を残すという意味です。そして死後に残す恵みは、細く長く。目先では譲り、長期では残す。取り分を最大化しようとする発想とは、正反対です。