菜根譚 / 前集
疾風怒雨,禽鳥戚戚;霽日光風,草木欣欣。可見天地不可一日無和氣,人心不可一日無喜神。
新字:疾風怒雨,禽鳥戚戚;霽日光風,草木欣欣。可見天地不可一日無和気,人心不可一日無喜神。
書き下し
疾風怒雨には、禽鳥も戚戚たり。霽日光風には、草木も欣欣たり。見るべし、天地は一日も和気無かるべからず、人心は一日も喜神無かるべからざるを。
現代語訳
激しい風と雨には、鳥も悲しげである。晴れた日と穏やかな風には、草木も喜ばしげである。ここから分かる。天地は一日も和やかな気を欠いてはならず、人の心は一日も喜びの心を欠いてはならない。
解説
リーダーの醸し出す雰囲気は、組織全体の士気や生産性に大きな影響を与えます。嵐のような厳しさばかりでは、チームは萎縮し、創造性も失われがちです。むしろ「晴れた日と穏やかな風」のように、和やかで前向きな「気」を意識的に作り出すことが重要です。厳しさも必要ですが、それ以上に、メンバーが安心して力を発揮できる「喜びの心」を育む環境を整えることが、持続的な成長には不可欠でしょう。
この章句が説くこと
疾風怒雨禽鳥戚戚人心不可一日無喜神空気が気分を変える