菜根譚 / 前集
棲守道德者,寂寞一時;依附權勢者,淒涼萬古。故達人觀物外之物,思身後之身,寧受一時之寂寞,毋取萬古之淒涼。
新字:棲守道徳者,寂寞一時;依附権勢者,淒涼万古。故達人観物外之物,思身後之身,寧受一時之寂寞,毋取万古之淒涼。
書き下し
道徳に棲守する者は、寂寞たること一時なり。権勢に依附する者は、淒涼たること万古なり。故に達人は物外の物を観、身後の身を思い、寧ろ一時の寂寞を受くるも、万古の淒涼を取る毋(な)かれ。
現代語訳
道徳を守って生きる者は、一時は寂しい思いをする。権勢に寄りかかる者は、永遠に惨めな思いをする。だから物事を見通した人は、物の外にある物を見、死んだ後の自分を思う。むしろ一時の寂しさを受け入れても、永遠の惨めさを取ってはならない。
解説
リーダーシップにおいて、目先の利益や権力に流される選択は、一時的な成功をもたらしても、やがて組織や個人の信頼を失わせます。一方、倫理や誠実さを貫く道は、時に孤独や困難を伴うかもしれません。しかし、長期的な視点で見れば、その選択こそが揺るぎない基盤を築き、持続的な価値を生み出すでしょう。目先の誘惑に惑わされず、未来を見据えた意思決定が求められます。
この章句が説くこと
棲守道徳者寂寞一時寧受一時之寂寞時間軸を伸ばす誠実さ倫理観原理原則
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