呂氏春秋 / 有始⑨
何謂六川?河水,赤水,遼水,黑水,江水,淮水。
新字:何謂六川?河水,赤水,遼水,黒水,江水,淮水。
書き下し
何をか六川と謂う。河水・赤水・遼水・黑水・江水・淮水なり。
現代語訳
六川とは何か。河水・赤水・遼水・黒水・江水・淮水である。
解説
この段は天下の六つの大河を挙げます。河水すなわち黄河、江水すなわち長江、淮水など、実在の大河に加え、赤水・黒水といった伝説的・観念的な川も含まれます。大河は流域に暮らしを支える水と肥沃な土をもたらし、同時に治水を要する存在でもありました。呂氏春秋は六川を九山・九藪と並べ、大地を貫く水の脈絡として位置づけます。国土を潤す大河を選び出して体系化する発想は、水系を国の骨格として捉えるものです。川を軸に土地と人の暮らしを理解する視点は、流域管理や水資源を考える現代にも受け継がれています。
この章句が説くこと
六川黄河長江淮水大河水系
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